📚 四柱推命用語解説集
四柱推命の用語、やさしい言葉でまるごと整理
命式・天干地支・五行・通変星(十神)・用神・大運/歳運・合と沖・土亭秘訣144卦・相性まで——四柱推命が初めての方にも分かるように、重要な用語をかみくだいて解説しました。
四柱推命でいう「四柱」とは、生まれた年・月・日・時の四つを、それぞれ二文字(天干+地支)に置き換えた八文字のことです。この八文字がどの五行(木・火・土・金・水)でできていて、互いにどう引き合い、どうぶつかるのかを見て、気質と流れを読み解きます。核心となる基準点は**生まれた日の天干(日干)=「私」**で、残りの文字が「私」にとって何を意味するのかを確かめていくことが、四柱推命の解釈の骨組みです。以下の用語を知っておくと、万年暦・無料四柱推命の結果がぐっと鮮明に読めるようになります。
1. 四柱八字・命式・原局
- 四柱(しちゅう)=四つの柱。年柱・月柱・日柱・時柱。
- 八字(はちじ)=八つの文字。柱ごとに上(天干)1字+下(地支)1字=4×2=8。
- 命式(めいしき)/原局(げんきょく)=この八文字を表に並べたもの。「自分の四柱を出す」とは、この命式を作るという意味です。
簡単に言えば、生年月日時を入力すると→暦と節気(二十四節気の区切り)の計算を経て8文字の表が出てくる——その表が命式です。
| 柱 | 何を象徴するか(伝統的な通念) |
|---|---|
| 年柱(ねんちゅう) | 先祖・ルーツ・幼少期・社会的な背景 |
| 月柱(げっちゅう) | 親・社会活動・仕事・青年期 |
| 日柱(にっちゅう) | 私自身(天干)+配偶者・家庭(地支)——もっとも重要 |
| 時柱(じちゅう) | 子ども・晩年・本心・結果 |
生まれた時刻が分からない場合は、時柱を除いた6文字でも解釈できます(精度はやや下がります)。
2. 天干10字・地支12字
命式の文字は、決まった記号のセットから出てきます。
- 天干(てんかん)10字:甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)。
- 地支(ちし)12字:子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)。
地支=十二支の動物と同じです。 子=ネズミ、丑=ウシ、寅=トラ…亥=イノシシ(韓国ではブタとされます)。ですから「何どし生まれか」は、生まれた年の地支で決まります。
天干と地支を組み合わせると六十干支(ろくじっかんし)(甲子・乙丑…癸亥)になり、60組で一巡りします。**還暦(かんれき)**のお祝いが満60歳なのは、このためです。
3. 五行と陰陽——四柱の基本材料
天干・地支のすべての文字は、**五つの気(五行・ごぎょう)**のいずれかに属します。
| 五行 | 読み | イメージ | 気質のキーワード |
|---|---|---|---|
| 木 | もく(き) | 伸びていく・成長 | 進取・企画・人情 |
| 火 | か(ひ) | 燃え上がる・発散 | 情熱・表現・礼儀 |
| 土 | ど(つち) | 中心・包容 | 安定・信頼・仲裁 |
| 金 | ごん(かね) | 硬さ・収斂 | 決断・原則・義理 |
| 水 | すい(みず) | 流れ・知恵 | 思考・柔軟・適応 |
五行は互いに助け合い(相生)、抑え合います(相剋)。
- 相生(そうしょう・助け):木→火→土→金→水→木(水が木を育て、木が火を燃やす…)。
- 相剋(そうこく・抑え):木は土を、土は水を、水は火を、火は金を、金は木を抑えます。
四柱の読み解きは、「自分の八文字にどの五行が多く(太過)、どれが欠けているか(不及)」を見たうえで、足りない気を補い、あふれる気を抑えてバランスを取ることが大きな流れです。
**陰陽(いんよう)**は、文字の(+)/(−)の性質です。同じ木でも、甲(陽の木・大木)と乙(陰の木・草花)のように持ち味が違います。陰陽は、通変星や相性の計算で「同じ極か、違う極か」を分けるのに使われます。
4. 日干(にっかん)——四柱の中の「私」
生まれた日の天干を日干(にっかん)と呼び、これがそのまま「私」自身です。四柱の解釈はすべて、「日干(私)から見て、ほかの文字が何にあたるか」で解いていきます。
- 日干が甲(陽の木)の人=大きな木のような気質がベース。
- 日支(にっし。生まれた日の地支)=配偶者宮。家庭・パートナーの座と見て、相性鑑定ではもっとも重く扱います。
5. 通変星(十神)——「私」とほかの文字の関係10種類
日干(私)を基準に、ほかの文字が私と五行の上でどんな関係か(助けるのか/抑えるのか/私が抑えるのか)+陰陽が同じか違うかを確かめて、10種類の名前を付けたものです。通変星(つうへんせい)が分かると、その文字が自分の人生でお金・仕事・人・名誉のどれを象徴するのかを読み取れます。
| 通変星 | 私との関係 | 簡単に言えば(象徴) |
|---|---|---|
| 比肩(ひけん) | 私と同じ五行・同じ陰陽 | 仲間・きょうだい・もう一人の私、競争心 |
| 劫財(ごうざい) | 私と同じ五行・違う陰陽 | ライバル・共同事業、欲・推進力 |
| 食神(しょくじん) | 私が生み出す気・同じ陰陽 | 表現・食の福・ゆとり・才能 |
| 傷官(しょうかん) | 私が生み出す気・違う陰陽 | 才気・話術・自由奔放・反骨 |
| 偏財(へんざい) | 私が抑える気・同じ陰陽 | 大きなお金・事業・動く財 |
| 正財(せいざい) | 私が抑える気・違う陰陽 | 給料・勤勉・安定した財(男性には妻) |
| 偏官(へんかん)=七殺 | 私を抑える気・同じ陰陽 | プレッシャー・挑戦・カリスマ・危機管理 |
| 正官(せいかん) | 私を抑える気・違う陰陽 | 名誉・職場・規範(女性には夫) |
| 偏印(へんいん) | 私を助ける気・同じ陰陽 | 直感・専門性・察しのよさ、宗教・移動 |
| 印綬(いんじゅ・正印とも) | 私を助ける気・違う陰陽 | 学問・文書・母・保護 |
「正(せい)」の星は陰陽が異なり、やわらかく結びつく→安定・正統。「偏(へん)」の星は陰陽が同じで強く働く→偏り・変動。(正印は、日本の四柱推命の慣例にならい印綬と表記しています。) 男性は財星(正財・偏財)=配偶者、女性は官星(正官・偏官)=配偶者と見るのが、相性計算の軸のひとつです。
6. 十二運星(じゅうにうんせい)——気の「ライフステージ」
日干がそれぞれの地支に出会ったときに帯びるエネルギーの段階を、人の一生(生まれ、育ち、老い、消えていく)になぞらえた12段階のラベルです。
長生(誕生)・沐浴(洗われる・未熟)・冠帯(成長)・建禄(自立)・帝旺(絶頂)・衰(衰え)・病(病)・死(終わり)・墓(納め)・絶(断絶)・胎(宿り)・養(養い)。
簡単に言えば、その場所で自分の気が湧き上がりつつある時期なのか、絶頂なのか、締めくくりに向かう時期なのかを教えてくれる、「気の季節感」の表示です。
7. 神殺(しんさつ)——特定の組み合わせが作る「特別なしるし」
特定の地支や組み合わせがそろったときに付く、あだ名のようなしるしです。吉とされるものも凶とされるものもあり、恋愛・相性のコンテンツで特によく使われます。
| 神殺 | 意味(やさしく言うと) |
|---|---|
| 桃花(とうか) | 魅力・人気・異性運。華やぎと引きつける力のしるし |
| 紅艶(こうえん) | ひそやかな魅力・ロマンスの気配 |
| 駅馬(えきば) | 移動・旅行・変化・海外・行動力 |
| 天乙貴人 | 最高の吉神。ピンチのときに助けてくれる貴人・幸運 |
| 華蓋(かがい) | 芸術・宗教・孤独・集中 |
| 白虎・魁罡(かいごう)など | 強い気(推進力↔衝突)。通念上は注意のしるし |
神殺は補助的な指標です。単独で運命を断定するものではなく、全体のバランスの中で参考にします。
8. 用神(ようじん)——自分の四柱にいちばん必要な気
八文字のバランスを取るためにもっとも必要とされる五行を、用神と呼びます。暑ければ涼しい気を、寒ければ暖かい気を、一方にあふれていれば抑えてくれる気を選びます。
- 用神は流派によって選び方が異なり(抑扶・調候・病薬・通関・専旺)、答えがひとつではありません。ビョルジャの無料四柱推命ツールは調候(気候バランス)優先のルールを採用し、候補(candidates)と根拠(reason)を併せて表示して、断定を避けています。
- 活用:用神にあたる色・方角・職業群を「助けになる気」として案内します。相性では、相手が自分に足りない用神の気を満たしてくれると加点になります。
9. 大運(たいうん)と歳運(さいうん)——時間の流れ
命式(生まれ持った8文字)が「固定された地図」だとすれば、運(うん)はその上を通り過ぎていく「時間」です。
- 大運(たいうん):約10年単位で切り替わる大きな流れ。始まる年齢と方向(順行/逆行)は、生まれた年の陰陽 × 性別、そして出生日から節気までの距離で決まります。
- 歳運(さいうん):その年1年の運(例:2026年は丙午〈ひのえうま〉の年)。毎年変わります。
- 月運(げつうん):その月の運。
今日の運勢は、今日の日付の干支(日辰)・歳運・月運が自分の日干とどんな通変星・五行の関係を結ぶかを計算して作られます(LLMを使わない決定的な計算のため、同じ人が同じ日に見れば、いつも同じ結果になります)。
10. 合・沖・刑・破・害・怨嗔——文字どうしの「ケミストリー」
地支(12文字)どうしが出会うと、引き合ったり(合)、ぶつかったり(沖・刑など)します。 相性と運の吉凶を見るうえでの核心です。
| 関係 | 意味(やさしく言うと) | 相性への影響(通念) |
|---|---|---|
| 六合(りくごう) | 二つが対になって結ばれる——強い結びつき・配偶者の合 | 強い+ |
| 三合(さんごう) | 三つが集まってひとつの気を成す——社会的な結束 | + |
| 方合(ほうごう) | 同じ季節どうしが寄り集まる | 弱い+ |
| 沖(ちゅう) | 正面衝突——変動・別れ・刺激 | 大きな−(日支の沖は致命的なしるし) |
| 刑(けい) | 摩擦・葛藤・もめごと | − |
| 破(は) | 壊れる・こじれる | 弱い− |
| 害(がい) | 妨げ・わだかまり | 弱い− |
| 怨嗔(えんしん) | 憎らしいのに離れがたい——感情的な引っかかり・愛憎 | − |
天干どうしにも天干合(甲己・乙庚・丙辛・丁壬・戊癸)があり、ふたりの日干が天干合の組み合わせなら、強い引き合いと見ます。
一組のペアが沖・刑・破・害に同時にかかることもあるため、計算ではペアごとにもっとも強いものひとつだけを反映するか、減点に上限を設けて、点数が暴走しないようにしています。
11. 正確な計算のための補正
同じ生年月日時でも、大まかに計算すると命式が違ってきます。正確な万年暦は、間違えやすいポイントをすべて補正する必要があります。
- 年と月の境目は、新暦の1月1日や旧正月ではなく「節気」です。 一年の始まりは立春、各月の始まりは12の節気の節入時刻が基準です。
- 真太陽時の補正:韓国標準時は東経135°基準ですが、ソウルは約127°のため、実際の太陽時は約32分遅れます。 時刻の境目が動くことがあり、時柱が変わり得ます。
- サマータイム:1948–51年・1955–60年・1987–88年生まれの方は時計が1時間進められていたため、−1時間の補正をします。
- 標準時の履歴:時代によって韓国標準時の基準経度が変わった区間(127.5° vs 135°)を反映します。
- 旧暦↔新暦の変換:閏月や大の月(30日)/小の月(29日)を正確に処理します(韓国天文研究院KASIとの整合基準)。
- 子の刻(子時)の境目:深夜23時〜1時を一日の始まりと見るか(夜子時)、午前0時で区切るか(正子時)を、方針として分けて扱います。
12. 土亭秘訣の144卦——一年の運勢の見方
朝鮮後期から、お正月に見られてきた一年の運勢です。易経の64卦ではなく、土亭秘訣(トジョンビギョル)固有の144卦の体系です。
- 卦は三桁の数字です:上卦(1–8)・中卦(1–6)・下卦(1–3) → 8 × 6 × 3 = 144卦。
- 立卦(卦の立て方)の公式(伝統的な韓国式。数え年〈生まれた年を1歳と数える年齢〉・旧暦基準):
- 上卦 = (数え年 + 太歳数)÷ 8 の余り
- 中卦 = (生まれ月の旧暦の日数 + 月建数)÷ 6 の余り
- 下卦 = (旧暦の誕生日 + 日辰数)÷ 3 の余り
- (太歳数・月建数・日辰数は、決まった早見表から引く固定の数値です)
- 各卦には八文字の漢文の占辞(例:「東風解凍 枯木逢春」=春風に氷が解け、枯れ木が春にめぐり会う)と、その年の総評・月ごとの運が付きます。
144卦の漢文原文(総運)はパブリックドメインですが、現代語の解説は当サイトが独自に書き下ろした資産です。土亭秘訣の無料ページでは卦の番号・ひとことの要旨・月ごとのひとこと運勢まで見られ、ボクジャの本格解説とプレミアムレポートはコインで開きます。
13. 四柱で見る16タイプ(四柱 × 性格タイプ)
恋愛・自己理解のカルチャーに合わせて、四柱の五行・通変星を性格タイプの4軸(外向/内向、感覚/直観、思考/感情、判断/知覚)に換算した「四柱で見る16タイプ」を提示します。
- 確かな根拠があるのは一軸だけ:五行の木・火が強ければ外向(E)、金・水が強ければ内向(I)(学術論文の裏付けあり)。残りの軸は通念レベルのため、確定的な1:1の対応づけではなく、「傾向(連続スコア)」としてのみ使います。
- 活用:性格検査を受けていなくても四柱に基づく推定タイプを表示し、実際の検査結果があれば、生まれ持った気質(四柱)↔つくり上げてきた私(検査)の違いを比べて自己理解のコンテンツにします。
- 表記の注意:「MBTI」は登録商標のため、当サイトでは**「16の性格タイプ」**と表記しています。
四柱推命16タイプのこの対応づけは楽しみ・自己理解のためのもので、科学的に確定したものではありません。
14. 四柱相性——2段階ゲート
ふたりの相性を、四柱(生まれ持った気質・先天)+性格タイプ(生きてきた私・後天)の二層で計算します。考え方は、「四柱が合わなければ性格タイプで補う。ただし、致命的な傷まではカバーしきれない」。
- 第1段階——四柱相性スコア(0〜100):基本の50点から出発して
- 日干の天干合(強い引き合い)+、日支の六合(配偶者の合)+、三合 +
- 日支の沖をはじめとする沖/刑/破/害/怨嗔は −(日支の沖は致命的なしるし)
- 男性の財星・女性の官星にあたる配偶者星は +
- 相手が自分に足りない用神の気を満たしてくれれば +
- 第2段階——性格タイプで補正:四柱スコアが中間帯(40〜79)のとき、性格の相性がもっとも大きな差を生みます。ただし、日支の沖のような致命的な欠点がある場合は上限(例:59点)で抑え、後天だけではすべてをカバーできないようにしています。
- 説明可能性:「日干の天干合 +20・日支の六合 +15・日支の沖 −20・用神の補完 +8・直観の共有 +12」のように、項目ごとの寄与度をそのまま表示します。
四柱相性のスコアは、関係の成否を予測するものではありません。楽しみ・自己理解の参考用であり、「別れの確定・運命・100%・結婚の保証」といった断定はしません。位置づけは、**「違いを理解して、うまく付き合っていく方法を教えてくれる道具」**です。
付録. ツールごとにあわせて見たい用語
🔮 四柱推命ツールはこちら
※ 本解説集は、娯楽・自己理解のための参考資料です。四柱推命・運勢の結果は運命を断定するものではなく、絶対的な指標でもありません。